双極性障害と怒り

怒りがこみ上げてくる

双極性障害の感情の変化に「怒りこみ上げてくる」場合があります。この怒りは実は躁状態のときだけではなく「うつ状態」の期間でも起こりえることなのです。両方の病相で起きることなので、やっかいだと思われる方も少なくないでしょう。


躁状態の時であれば、自分の思い通りにならないことに対して、イライラし始めてしまいます。それこそ、重箱の隅をつつくような些細なことであっても、我慢ならない感情が湧いてくうることがあります。


一方、うつ状態の時には、躁状態の時に「なんであんなことをしたんだろう・・・」と後悔の念から、それが怒りを読んでしまう場合があるからです。躁状態の時と同様に、思い通りにならない現実と自分自身に対する怒りで一杯になってしまうのです。


なかなか怒りのコントロールをすることが難しくなるのが、この病気の特徴でもあります。


怒りを安全に解消するには

双極性障害の克服については、薬物療法とカウンセリングも重要な要素なのでですが、それらを適切に行ったとしても、イライラしてしまう、怒りがこみ上げてくる・・・などと言うことは少なくありません。


そんな時に気を付けるべきことがあります。


まず、イライラや怒りの感情を「それを誰かにぶつけない」ということが、生活をそのものを守る為には必要にまるます。


イライラしたり怒りがこみ上げてきた場合に問題となるのは、イライラや怒りそのものではなく、「イライラする→誰かにあたる→その人はあなたに反発心を抱き、あなたはあとでそれを後悔する」といった構図が出来上がってしまうからです。


あなたが「そう状態」であれ「うつ状態」であれ、イライラをぶつけられるほうはそれなりに落ち込みますし、それをやってしまったあなたも、あとで落ち込んでうつ状態をひどくするわけですから、避けなくてはなりません。


ここでお勧めなのが、イライラしたときは、まず何よりも、あなた自身が落ち着いていられる場所に移動しましょう!それが一人の部屋でも良い。トイレでも良いです。


とにかく、イライラしたり怒りがこみ上げてきた時に居た場所から離れることです。人は場所が変わると気分が変わります。それに期待をかけるのが1つの手段でもあります。


次に、一人の部屋に入り、布団に潜り込みその怒りを目一杯吐き出す・・・という方法もあります。吐き出すことで気分が楽になることはすくなくありません。激昂の状態は1時間も2時間も続くようなものではないので、どんな双極性障害の人の場合でも数十分でイライラが引いて行くものです。


もしも上記のような方法以外で発散したいのであれば、最低限「人に迷惑をかけない」方法で発散できる方法を予め、自分で見つけておくことが大切になります。数十分でおさまってくるイライラですから、それまでの間をどうやって耐えるかが問題なのです。


やってはいけないこと

これはずばり、誰彼構わず、人に当たってしまうことです。これをしてしまうとうつ状態の時にとても落ち込む要素になるからです。後悔の念が強すぎて、居たたまれなくなります。


もちろん、当たられた人も決して気分のよいものではないので、避けるべきです。


次に、イライラ、怒りの解消の方法として、散財することも絶対に避けるべきです。双極性障害の場合、散財する傾向が非常に強いので、イライラに任せて、ネットショッピングなどで散財をせぬようしましょう。