うつ病の人は「重要な決断をすることは避けましょう」ってホント?

うつ病に関する情報は、書籍やインターネットなど、様々な方法で入手することができる昨今、ひとつ気になる情報があります。それは「うつ病の人は、重要な決断をすることは避けましょう。」という話です。


物事を安易には決断すべきではないかが、避けられない状況もある

確かに脳と心と身体の状態が悪い状況の中で安易に物事を判断するということは、決して妥当とは言えない場合があります。物事によっては取り返しがつかない判断を一時の感情でうっかりやってしまうというリスクがあるからです。


確かにうつ病の人は思考能力枯渇してが低下してる状態なので、安易には「決めていいですよ」とは言えません。


が、しかし全てが全て「避けましょう」でいいのかということには、少々の疑問も出てくるのではないでしょうか。


精神医療に携わる方々のご意見は異論も含めて多数あるかとは思いますが、唯一、避けることなく「判断をしなければならない時」というものがあるのではないかというお話をしたいと思います。


うつ病の最中、決断が必要となるとき

うつ病になった原因が、自分がして来た「何か」だったとはっきりと分かった時、それを「止める」という決断はしてはならないのでしょうか。代表的なもので言うと、それは「仕事」です。


うつ病になった原因が明らかに「会社」だったとするならば、「退職」という判断をしてはならないのでしょうか。「退職」と言う判断は重要な決断の部類です。ではうつ病だからと言って「退職という判断はしない」は正解なのでしょうか。それは違うでしょう。間違いなく会社が原因であるならば、退職するというじゅうような判断をするべきであります。


うつ病のために「休職」するということは、その会社では=退職へと繋がっている会社だからと言って、「休職」を決断しないことが、正しいでしょうか。いえ、それは違います。うつ病を治療するために明らかに休養が必要と医師やカウンセラーから判断されているなら、「休職という決断」をするべきでです。


うつ病になった原因が友人との関係性、恋人との問題、夫婦の問題だったとするならば、うつ病の渦中に、その関係を「切る」という決断をしてはならないのでしょうか。いえ、それも違います。「縁を切る」という判断が正しいです。


「病気を治すため」に必要な決断

このように上記に挙げたようなケースは、例えうつ病であっても「病気を治すため」に必要な決断なので、とても重要ではありますが、しなければならない「決断」なのです。


ですから、全てが全て「うつ病の人は重要な決断をすることは避けましょう」は正しいとは言えません。


うつ病であるが故、それを治療するが故に必要な重要な判断はするべきであるということです。


うつ病の人は「重要な決断をすることは避けましょう」という見解のせいで、より一層苦しむことになるというのは、本末転倒というものです。


うつ病の人だからこそ、自分の身を護るためには「重要な決断をしなければならないとき」があり、それが避けられない事実でもあるのが現実です。


もしもこのような境遇に置かれ苦しんでいる人がいるとするならば、以上を参考にして判断をして頂けると幸いです。