うつ病とカウンセリング ー認知行動療法ー

うつ病の治療は「充分な休養」と「投薬」による治療が基本です。

近年ではそれに追加して「心理カウンセリング」を受けることで、治療の効果が一層高まると言われてるようになりました。


うつ病は1度よくなっても、再発する可能性が高い病気とも言われています。


主にカウンセリングでは、「うつ病になったきっかけ」を振り返り、「同じようにならないためにはどうしたらいいか」をカウンセラーと一緒に考えるということを行います。この「考える」と言う行為により、再発率を低下させる効果が見込めるというものです。


カウンセリングには主に、認知症状の改善に焦点をあてた「認知行動療法」と活動性の向上に焦点を当てた「行動活性化療法」などがあります。それと並行するように現実に起こるさまざまなトラブルを一緒に解決していくようなカウンセリングもあります。


このような療法は、自分の今までを振り返り、生き方や今後の人生を再検討し棚卸しすることにより、自分らしく生きるための準備をする原動力になりえると言えます。


認知行動療法

認知行動療法は、「ものの受け取り方や考え方」に働きかけて気持ちを楽にする精神療法(心理療法)の一種です。


ストレスを感じると私たちは悲観的に考えがちになって、問題を解決できない心の状態に追い込みがちですが、認知療法では、そうした考え方のバランスを取ってストレスに上手に対応できる心の状態をつくっていくことを目的としています。


認知行動療法の主要なテクニックに「7つのコラム」というものがあります。

7つのコラム


(1)その時の状況:気持ちが動揺したときの一場面

(2)その時の気分:そのときの気持ち

(3)自動思考:その時に瞬間的に浮かんだ考え

(4)根拠:自動思考を裏付ける具体的な事実

(5)反証:自動思考と反対の事実

(6)適応的思考:バランスのよい考え方

(7)いまの気分:考えを変えた時の今の気分



私たちは、悩みを抱えたとき自分の考えに縛られて苦しむことがありますが、コラムの記入はそのことに気づくきっかけになります。


コラム法は、誰かに相談をして気持ちが軽くなるときの会話の流れと同じです。このスキルが身につけば、自分で自分の相談に乗ったり、自分のカウンセリングをしたりできるようになります。


リンク:うつ病とカウンセリング ー行動活性化療法ー