うつ病と「早起き」の関係

うつ病の人は朝起きるのがつらい

うつ病の人の症状の一つに「不眠」があります。夜寝付けない、そして朝は酷くつらくて起きられないという「眠れないので起きられない」悪循環が起きるのが、うつ病の症状の一つでもあります。


とにかく朝は辛いです。朝起きることができず、昼過ぎまで寝ていることや、重症だと日中はずっと寝ていることもあるくらいです。


しかしながら、うつ病を治すための秘訣に「規則正しい生活」が求められます。となると、朝起きられないとう症状を克服しなければなりません。それには「生活のリズムを整える」ことです。次に重要なのは「睡眠の質と量」です。これらはのちに社会復帰した時に多いに役立ちます。


特に「睡眠の質と量」が確保できないと、疲れがたまり身体的にだるさが出て、精神的な安定感が崩れてしまいます。朝が起きるのが辛い分、夜早く寝るなどの工夫をして、睡眠の質と量を確保してください。


食事のバランスも重要な要素

精神的に不安定になると甘いものがほしくなりますが、甘いものばかり食べていては肥満になります。間食をせず、1日3回、規則正しく食べることを心掛けてください。なかなか自分で食事の支度をするのは大変だと思います。家族がいる場合には協力をしてもらい、規則正しくバランスを配慮した食事を摂りましょう。



アルコールは依存性が高くなるので禁物

また、アルコールも注意が必要です。抗うつ剤、抗不安薬、睡眠導入剤等「うつ病」の薬は、アルコールとの相性は大変悪いものがほとんどです。「うつ病」の辛さを紛らわすためにアルコールを飲むとアルコール依存症になる確率が飛躍的に上がります。アルコールと自殺の関連も無視はできません。夕食と共に晩酌や夜眠れないからといって、寝酒をするのは禁物です。


人によっては、なかなか断酒は難しいかもしれませんが、アルコールが手放せないような状態になっているとしたら、専門の病院でしっかり治療をうけましょう。断酒をすることで、規則正しい生活を手に入れることもできます。