
なかなかやる気が出ないときの回避方法として「マンネリからの脱却」という手段があります。簡単に言えば、「マンネリ化した毎日と”おさらば”する」ということです。とは言ってもどうやって脱却すればイイの?と思いますよね。そこで、いくつか「マンネリからの脱却」の方法についてお話します。
決意を新たにするだけでは変わらない可能性がある
人はいわゆる「決意」だけでは、何も変わらない場合があります。何故ならその決意の度合いによって、揺るぎない大きな決意なのか、それともその時限りで継続しない決意なのかで、違いがあるからです。
「心から強く欲するもの」があるからこその「決意」であれば、有効でしょう。そんな「心から強く欲するもの」がある決意は、人を動かします。
決意ができたら「3つの環境」を変えてみる
経営コンサルタントとして有名な大前研一氏の著書である「時間とムダの科学」の中にこのような話があります。
人が変わる方法はこの“3つ”しかない
1・時間配分を変える
今までの生活サイクルに変化を持たせることが大事。いわゆる1日の「時間割」を変えてみることです。朝起きる時間を1時間早くして、その1時間で今までしたことのない何かを取り入れたり、仕事や勉強の時間の内容ややる方を変えてみる。
アフター5に今までと違うことを習慣付ける・・・などなどを考えて取り入れてみることです。これらを変えてみることだけで、1日が今までと違うものになるので、新しい自分を形成することができます。あとは段取りの仕方が大事になってきますね。
2・住むところを変える
これは思い切って引っ越しをしてみるということです。住環境が変わると大きく生活が様変わりします。それこそ、前述の「時間配分」も自ずと変わるでしょう。住環境を変えるだけで行動パターンが変わるので、マンネリから脱却しやすくなります。
3・付き合う友達を変える
行動パターンが変わると、自ずと新しい出会いが生まれる可能性が高くなります。今まで行かなかったところへ顔を出すようになると、そこで知り合いができて今までの環境で顔をつきあわせて人とは、違った環境に身を置いている人と出会えるので、新たな刺激になるでしょう。
自分とは違う環境にいる人は、自分とは異なる思考や価値感を持っています。今までの環境で自分が気が付かなかった良い価値観や思考を知ることができるので、それが自分にとってプラスになる材料であれば、これに越したことはありません。
この“3つ”の全てを変えることが難しい場合は・・・
「1・時間配分を変える」ところから始めてください。これなら、自分個人が「変わればイイ」だけの話ですから、手をつけられやすいです。これを変えるだけでも「行動パターン」が変わったり「新しい出会い」が巡ってくることが往々にしてあるからです。
上記の3つで言えることは、マンネリ化した環境を変えることで、簡単に脱却ができるということです。
考えてばかりいるより、「行動」に起こした方が早い・・・ということの例としての「究極の代表」であります。
“3つ”の変えるは、脳に良い刺激を与える!
これをしっかり踏まえて行動すると、今までとは違った環境になるので、大きな気分転換になります。気分転換は、脳にもよい刺激を与えてくれます。
一般的に、人は言語知能などの「思考系」の脳領域ばかりを使う傾向にあり、脳を老化させて活動を弱体化させてしまう傾向があります。
それを防ぐには思考系の脳領域と対の関係にある「感情系」の脳領域を使うことで脳がリセットできるのです。要は「気分転換」というものです。
感情系の脳領域を使うためには、何か爽快感のある行動をとる必要なのですが、この「“3つ”の変える」はとても有効であることは間違いありません。
まとめ
上記の”3つ”を変えることは、人生そのものを変えてみる大きなキッカケであり、これにより人生が好転すれば、学べるものも大きいですし、たくさんの収穫があるでしょう。「決断→行動」における最も極端で分かりやすいパターンと言えます。
ここでのポイントは単なる「決断」だけで終わらせず、具体的なアクションを起こすことが、重要ポイントです。思考と行動を連携させることは、「やる気を生み出す」最高のパターンだと言えます。