
前項の【やる気が出なくなる「6つの原因」】をどうにかして解消したいものです。解消するとは言ってもそう簡単なことではありません。なぜならそれ相応の「努力」が必要だからです。
しかしただ何でもかんでも努力をすればいいかというとそうでもありません。それは「間違った努力」の仕方をしても効果はないからです。「正しい努力」こそが、成果を生み出し「やる気が出ない・出せない」から抜け出すことが出来るのです。
間違った努力とはなにか
努力するとは大変なことであります。これは誰しも共通のことです。大変なことであるからこそ、「間違った努力」はしたくないものです。では間違った努力とは一体なにを指しているのでしょうか。それは、努力に対する「認識」の問題なのです。
- 面倒だな・・・と思いながらやる
- 努力なんて大変だから、ホントはしたくないな・・・
などと、ネガティブなイメージを持ち合わせながらやろうとする限り、まずうまくいきません。上記に上げたようなマイナスのイメージを持つ限りは、物事は決して成し得ません。
ではどうして「努力」というものをマイナスのイメージで捉えがちになってしまうのでしょうか。
それは、「教育のされ方」に問題があるからです。簡単に言ってしまうと「努力」と「苦労」を同じような意味合いで教わってきてしまっている傾向があるのです。
「苦労は買ってでもしろ。」って言葉、昔からよく聞く言葉ですよね。これは「キツイことにも耐え、苦労するからこそ成功する。」という意味合いがあります。そしてその苦労とは即ち「努力」なのだと教えられてきているケースが多いのです。
実はこれが間違いの元で、「努力」と「苦労」とは、まったく別の意味を持つものなのです。
- そもそも努力とは「目標の実現のため、心身を労してつとめること。」
- そして苦労とは、「精神的、肉体的に力を尽くし、苦しい思いをすること。」
上記のように明らかに違うのです。
ですから、努力はポジティブ、苦労はネガティブな印象であることがよく分かりますね。ここが、間違うポイントなんです。「努力」とは決してネガティブなものではないということです。
これを履き違えると、努力は続くものではありません。ポジティブだからこそやることが出来るし、継続出来るのです。
正しい努力とはなにか
上記の「間違った努力とは何か」ですでに説明しましたが、「努力」とはポジティブの上になり立つものであるということです。で具体的にどのように考えればよいのでしょうか。それは、「努力は自分にとってメリットである。」と考えればよいのです。
そして、「努力しよう」、「努力しなきゃ」という義務感のような意志を持つのではなく、あなたが「努力」という行動した結果、「何がどのように良くなるのかをイメージ」するのです。あなたが望む結果をプラスのイメージにするだけで、努力は「ポジティブなもの」へと変わります。これは決して苦労ではありません。
正しい努力とは、このようにプラスのイメージを持って行動していくことなのです。努力を持ってして集中力を高めることができれば、必ず成果が見えてきます。結果も出ます。
すると「こう努力すれば、成果を出せるようになるんだ」ということを学習することが出来るわけです。そう、身を持って知ることができるんです。
そうすれば、「努力」というものに対する認識が大きく変わります。変わりさえすれば、ポジティブな気持ちでさまざまなことにチャレンジできるようにもなります。
チャレンジを重ねる度に得るものは貴重で大きなものへと変化していくことでしょう。そしてそこから生まれる「成果」は、やる気の素にもなることは間違いありません。