
精神論攻めは窮屈に感じられるときがある
精神論とは先人の知恵と経験と言える部分もあるかとは思いますが、それが全ての人に当てはまるかというとそうではありません。特に精神論者は何でも精神論で解決しようとする傾向があるため、聞き手によってはそれが苦痛に感じる時があります。
中には「精神論がキライ」な人もいるでしょう。決して少なくはないと思います。あなたがそういうタイプなら相手に精神論で語られても、追い詰められるだけで何も成果はでず、ストレスだけが残るでしょう。少なくとも窮屈感を感じる精神論による語りは、あなたにとって良くないことは確かです。
精神論を押しつけられると個性が伸びなくなる可能性がある
時に精神論をかざして相手を動かそうとすると、相手の個性を無視して潰してしまう可能性があります。これは非常によくないことです。相手の個性を潰すということは伸びしろを無くしてしまうことになるからです。
あなたが精神論を押しつけられたら、どんな気分になるでしょう。欲しい答えは精神論ではない場合、聞く耳も持ちたくないはずです。あるいは「精神論で解決できれば苦労はない!」と心の中で憤慨することもあると思います。
そうなると、あなたのせっかくの個性も伸びなくなるでしょう。伸びなければ「やる気も出せなくなる」し、動けなくなることは間違いないです。
理論的に裏付けのない精神論は響かない
精神論の多くは「理論的裏付け」のないものが多いように思います。「先人の知恵と経験」は理論ではないので、聞き手によっては説得力がないものと受け取られるでしょう。あなたがもしも精神論を嫌うタイプであるなら、そうではないでしょうか。きっとどれだけ叱咤激励されても響かないと思います。
精神論をかざしていても、実際には「出来てない」人もいる
「精神論」には、悪い部分もあります、それは自己体験がなくても、「聞いたことがあるだけで」精神論をかざすことができるということです。これは正直タチが悪いパターンですね。自分で経験してもいないのに、一般的に語られている精神論という「いかにも正論に聞こえる話」を押しつけるわけですから。
そんな時、あなたは堪ったもんじゃないでしょう。
少なくともその精神論を自ら体験・体感してる人から話を聞きたいものです。多少説得力が違いますから。
精神論を押しつけられると無理をせざるを得なくなる
特に上司と部下の関係で多いのではと思うのですが、精神論を押しつけてくる上司は、今の時代でも意外と多いです。「みんなそうあった。そんなもんだ」と言われても、ピンと来るわけがないだろうと思う人が多いのも現実です。
それを無理矢理「そうしろ。やれ」と押しつけられ、上司の言うことなので、仕方なくやらざるを得ない状況に仕向けられると、その精神論に応えようとして「無理」が生じる場合があります。あなたがそんな目にあったら、たまったもんじゃないですよね。「やる気」が落ちる大きな原因になることは間違いないです。
あなたがそのようなシチュエーションに出会したら、その上司が放った精神論をよく精査して考えてみてください。あなたの個性を殺してまでその精神論に乗っかる必要はありません。あくまでもあなたの個性を活かしながらできることだけをチョイスする程度で構いません。
精神論で解決できないことはある
人の心はとても複雑な構成をしています。だから精神論で解決できるものもあれば、できないものもあるんです。自分自身の中で「自分で精神論」を語っても追いつかない事は多々あるかと思います。
それは「精神論では解決できないこと」だからです。そもそも全て精神論で解決ができるなら、人は余計な苦労をしません。精神論だけでは片付けられないから苦労をするのです。そして、「やる気が伸びなくなる」のです。「やる気」に影響するようでは、本末転倒になってしまいます。
精神論も大切だが、合理的な思考が大切
今まで述べてきましたが、決して精神論を完全否定しているわけではありません。「先人の知恵と経験」から生まれた精神論はもちろん見習うべきところもたくさんあるでしょう。
そしてそもそも精神論に「正否」は存在しません。だから適度に自分に取り込む程度の考えは持っていた方が、結果自分が困らなくて済みます。
ただ、何か物事にぶつかったとき、一番大事なのは、精神論というより「合理的な考え方」なのではないでしょうか。あなたが物事にぶち当たった時、欲しい意見は「精神論」ですか?それとも「合理的な意見」ですか?、まず目の前の問題を確実に解消する為には、合理的な意見が必要なのではないでしょうか。
まとめ
精神論というのは、どうしても賛否が分かれがちなものです。先程お話したとおり、精神論に「正否」は存在しないため、ダメということも一切ありませんので、その精神論をあなたがどのように受け止めてどのように自分の思考や行動に活かせるかが一大切なことです。
精神論が大好きな人もたくさんいます。もちろんそうでない人もたくさんいるのが現実世界です。精神論と合理的な考え方の「イイとこ取り」をすることが一番だと、現段階では言えることです。
物事にぶつかった時、精神論だけで考えすぎず、合理的な思考も持ち合わせて物事に臨んだ方が、「やる気を維持向上」させるコツになると思いますので、是非参考にしてみてください。
あとあなたが人に対して精神論を語る時、この記事の内容を思い出しながら相手と会話をすると、円滑なコミュニケーションをはかることができるのは間違いないので、そういう意味でも参考にしてください。