
マルチタスクという言葉
仕事の効率化をはかる手法に「マルチタスク」という手法があります。複数のことを同時進行でこなすことです。そう聞くと「確かに効率が良さそうだ」と思う方が圧倒的に多いことでしょう。
効率が良さそうなイメージがありますが、一歩間違えると緻密ではない「ながら仕事」になりがちになるのが、このマルチタスクの弱点とも言えます。
本当に複数のことを同時に効率良く的確こなすには、正直1人ではムリです。マルチタスクの言葉の語源はコンピューターの世界から生まれたものであって意味合いとしては「二つ以上のプログラムを、1台のコンピューター内で見かけ上同時に実行すること。あるプログラムの入出力の待ち時間中に、他のプログラムを実行すること。」なので、人間の行動から生まれた言葉ではないのです。
そして実際には、上記の意味合いの通り、実は1台のコンピュータも同時に複数のことをこなしているのではないことも分かりますよね。そうです。厳密には同時に複数のことはできないのです。それは人間も同じです。
マルチタスクという思考を捨てて、1つ1つに集中する
人が「マルチタスク」で仕事をしようとしても、精度が低くなり成果も雑になりがちです。ということは結果、非効率を招くことになるということなのです。
「非効率×非効率=超非効率」になるだけです、だから返ってムダな作業になるということをアタマに片隅に留めておいてください、。
一番良いことは、スケジュール組みをシッカリとして、1作業ずつを確実にこなして積み上げる方が、結果、精度が高く確実なのです。
だからこそ、【「やる気が出ない」ー ペース配分を変えてみる ー】でもお話したとおり、ペース配分をしっかり決めて、予定組みをして丁寧にこなすことが最善の方法なんですね。
「1人マルチタスク」はやめよう
上記のことで言えることは「1人マルチタスク」はやめよう ということです。「非効率×非効率=超非効率」になるので、いいことはありません。というより、「マルチタスクはできないもの」と考えた方がよいでしょう。
あくまでもスケジュールの順番に一つ一つをこなして、1日を振り返ってみて「今日は複数のことができた」と捉える方がよいでしょう。精神的にもその方がよいです。
一挙に2つのことをやろうとすると、心的にもプレッシャーになるし余裕を作ることができないからです。
心的にプレシャーになる行為は「やる気が出なくなる」大きな原因にも繋がるので、気を付けましょう。